電動車椅子サッカー

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電動車椅子サッカーとは

電動車椅子サッカーとは、電動車椅子の前にフットガードを取り付けて行う、「足で蹴らないサッカー」です。選手たちの多くは、SMA(脊髄性筋萎縮症)や筋ジストロフィー、脳性麻痺、脊髄損傷等により自立歩行できない重い障害を持っており、中には上体や首の保持ができないほど重度の障がいを持つ選手もいます。しかし、残された機能「手・足・口・顎」を使ってジョイスティック型のコントローラーを巧みに操作し、車椅子と一体となりプレーをします。電動車椅子の操作ができる方なら、老若男女を問わず誰にでも興奮に満ちたと満足感を味わうことができるスポーツです。男性・女性の区分は区分はなく、 男女混合のチームで行います。車椅子同士が激しくぶつかり、ボールを奪い合う迫力・そして展開の早いゲーム進行と、大変見応えがあります。国際的な呼称は「Powerchair Football」となっており、スピードは時速10km以下と定められています。
電動車椅子サッカーは、アメリカやカナダなどで「パワーサッカー」と呼ばれている重度身体障害者のスポーツをヒントに、運動機能の制約が大きい比較的重度の身体障害者でも、電動車椅子の操作さえできれば、電動車椅子に乗ったままでプレーできるという画期的なスポーツとして、1982年に大阪でアレンジされました。日本各地に電動車椅子サッカーチームが誕生していく中で、1995年に初めての全国大会が開催され、全国組織を結成。その後、チーム数の増加とともに地域ブロック化も進み、各地域の予選大会を経た日本選手権が行われるようになりました。
現在は、「日本電動車椅子サッカー協会」のもと各地位のブロック協会が組織化され、2012年度には全国で37チーム/389名(うち選手273名/審判会員47名/スタッフ会員69名)が協会に登録しています。
競技方法は、電動車椅子に乗った4名の選手が、ドリブル、パス、回転シュートを駆使しての対戦チームとのゴール数を競います。直径約32.5cmのボールを使用、繊細な操作で繰り広げられるパスやドリブル、回転シュートなど華麗かつ迫力あるプレーが魅力です。           日本電動車椅子サッカー協会HPより引用加筆(2018/12/15 9:30アクセス)
興味のある方は 日本電動車椅子サッカー協会HPを参照してください。 http://www.web-jpfa.jp/

競技の概要
人数 :4 人(男女混合)
試合時間:20分ハーフ
ピッチサイズ:14~18m × 25~30m(主にバスケットコートを使用)
ゴールサイズ: 幅6m
用具:ボール:直径13 インチ(約32.5cm)
電動車椅子:最高速度10km/h以下(国内は最高速度6km/h以下)
その他 :サッカーと大きく異なるルールは
※3パーソン(ペナルティエリアにディフェンスが3人以上入ってはいけない)
※2on1(ボールに対して半径3m以内に各チーム1 人しかプレーに関与してはいけない)の2点があります。
クラス分け:主に姿勢保持や視野確保、運転技能等を判断基準とし、国際大会のみPF1とPF2 に区分される(「FIPFA Classification Rulebook」による)。
【PF1】:パフォーマンス全体に影響する相当重度な身体的障がいを持つ選手
【PF2】:パフォーマンス全体に影響する身体障がいは穏やかで中程度ながら、適格基準を最低限満たしている選手
※ 試合中一度にフィールド上でプレーできるPF2選手は最大2 名まで
対象者:電動車椅子を操作できる方は、どなたでもプレーできます。
※公式試合に出場するには、5歳以上で要障害者手帳(日本国内のみ)

フットガードをつけた電動車椅子を操作して競技を行う

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